モワっと臭ってくるワキガ臭。その臭いの原因とは？

電車や公共施設で、ムワっと臭ってくるワキガの臭い。

冬の季節はあまりないですが、夏になるとこういった状況に遭いやすくなると思います。

しかし、汗は実は無臭でワキガの臭いなど一切しないことはご存知でしたか？

今回はワキガの発生する原因とそのメカニズムについて説明したいと思います。それではどうぞ！

アポクリン腺とエクリン腺から出る汗が原因

聞きなれない言葉ですが、皮膚には汗腺と呼ばれる汗を分泌する器官があります。

実は汗自体は無臭なのですが、アポクリン腺とエクリン腺から出る汗の中には、たんぱく質やアンモニア、脂質など汗の原因となる物質が含まれておりこれが、皮膚表面の菌と混じることであの嫌な臭いを発生させます。

日本人は欧米に比べワキガ体質の人が少ない

実は日本人は欧米に比べワキガ体質の人口は少ないといわれています。日本でのワキガ人口の比率は10％ほど。これが欧米になると70％にまで跳ね上がります。

欧米はほとんどワキガ体質の人が多いので体臭をごまかすために強めの香水をしている人が多いです。体臭強い人の方が多いので、あまり目立たないのでしょうか。。

逆に日本はワキガ体質の方が少ないので、却って目立ってしまうのかもしれません。

なぜ欧米はワキガ体質が多いのか

ワキガ体質の割合が日本と欧米でかなりの開きがありますが、主たる原因はその食生活にあると言われています。

欧米の人は肉などの動物性たんぱく質が多い料理を好みます。脂質やたんぱく質が多い食事を摂る事でアポクリン腺からの排出が多くなります。

それが皮膚表面の雑菌と結合して、ワキガの臭いを発生させます。日本人は欧米ほど肉中心の食生活ではないので、体臭が強くない人の割合が多いですが近年、食の欧米化により状況は変わりつつあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ワキガの主たる原因は日頃の食生活と深く密接しています。

マイノリティーな悩みだけに、なかなか人に相談しにくいとう面もありますが、制汗剤や専用のクリームなど化粧品会社からたくさん対策グッズが出ていますので対策方法はあります。

ワキガに悩んでいる人はそういった外部からのケアと併せて根本から改善していくために食生活を見直すのもオススメです。
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