同じように勉強をしているのに、どうしても差が開いてしまうと感じたことはありませんか。これは才能の問題でしょうか。
いいえ、そういうことはありません。
勉強が出来る人は無意識に効率的な勉強方法を実践しているのです。今回は脳科学の視点で捉えた効率的な勉強方法を紹介します。それではどうぞ!
情報を視覚的に取り入れる
脳の稼動域のおよそ半分は視覚から得た情報を処理するために使用されています。人間には視覚以外にも聴覚、味覚、嗅覚、触覚などの五感がありますが、視覚だけで脳の50%を使用しているのです。
視覚で得た情報は他の五感で得た情報よりも深く吸収しやすいと言われています。
例えば、昨日食べたカレーの味を思い出して下さいと言われた時に情報としてああ、こんな味だったなとぼんやりと思い出しますがカレーが中辛か甘口だったのか、どのようなスパイスが効いていたのかというのは詳細に思い出せないと思います。
しかし、視覚からの情報だと色はこんな色で具材はこんなものが入っていたと詳細に思い出すことができると思います。
これと同じように聴覚のみに頼った勉強法よりも、分かりやすくグラフに直したり挿絵が入っている本で視覚的に勉強をした方が効率が良いといわれています。
まずは全体像を把握する
勉強法で大切なことは細部の勉強を細かく優先するよりも、まずは全体像を把握した上で勉強していくことが効率的だと言えます。私達の脳は細部の情報を細かく捉えることよりも全体像を優先して捉える傾向にあります。
歴史の勉強に例えると、特定の時代のみを深く掘り起こして勉強するよりも全体像を把握した方が、流れやその時代背景を関連付けて覚えることが出来ます。
徹夜、一夜漬けは絶対にNG
脳科学の研究によると、勉強をして1晩おいた方がテスト結果はよくなるというデータがあります。実例を出すと、あるグループに新しい分野の勉強をさせて12時間後(睡眠をはさむ)にテストをした場合と4時間後にテストをした場合、睡眠をはさんで12時間後にテストをした方のグループが良い成績を収めました。
なぜこのような結果が起こるかと言うと、睡眠はその日に取得した情報を整理、固定する時間になります。1日に人は膨大な情報を取り入れます。
その情報を整理して記憶として定着させる作業が睡眠中に行なわれているのです。
一番効率の良い方法は、寝る前に学習したことを朝起きてもう一度、復習する。これで記憶の定着がより確実なものになります。
睡眠不足が及ぼす勉強への悪影響
脳科学の研究で睡眠不足の状態は、通常時よりも40%もその働きが落ちるということが分かっています。試験前や、どうしても期限が迫ってくると睡眠時間を削って勉強時間を確保しようとしますが、実はこれは却って逆効果です。
一夜漬けをすると勉強をした気になりますが、体力を削ってまでやる価値はないと脳科学者は断言しています。勉強計画を事前に立てて、集中的に行なう時間を確保してしっかり睡眠を取った方が勉強の効率は上がります。
人に勉強を教えることこそ最強の勉強法
新しいことを学んだ際に、一番気をつけなければならないことは勉強したつもりになること。本当の意味での理解を深めていないのに、理解したつもりでいるといざ試験に臨んだときに少し違う角度から出題された際に答えられなくなってしまいます。
その点、人に勉強した箇所を教えると自分の理解度が本物なのか測ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ただ単に勉強をするだけでなく、なにが効率的で非効率なのかをしっかり見極めることが大事です。勉強が思ったように進まないという人はぜひ参考にしてみてください。
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