どうぶつの国(1) (少年マガジンKC)

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あの『金色のガッシュ』の作者である、雷句誠先生の作品の『どうぶつの国』が面白いです。この漫画はどうぶつ達が支配する世界に送られた、5人の子供達を巡る物語です。生命は他の命を奪わないと生きていけないという弱肉強食の掟に、一石を投じる作品でもあります。

 

今回は雷句誠先生の作品、『どうぶつの国』を紹介します。それではどうぞ!

 

どうぶつの国のあらすじ

様々な動物が暮らす世界に、ある日ヒトの子供が迷い込みます。川から流れてきた子供を拾い上げたのはメスダヌキのモノコ。ここから物語はスタートします。タロウザと名づけられた子供は、モノコと一緒に生活を送りたくましく成長していきます。

 

ヒトがいないこの世界で唯一の人間の少年である、タロウザ。しかし、タロウザ以外にもこの世界に送られてきた人間はいました。

なぜ動物達の世界にヒトが送られてきたのか、弱肉強食の世界は正しい世界と言えるのか?など難しいテーマを扱う漫画ですが、タロウザの成長やたくましい動物達の生き様が描かれている漫画です。

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作者はあの『金色のガッシュベル』を描いた雷句誠先生

『どうぶつの国』は雷句誠先生の『金色のガッシュベル』の次作にあたる作品となります。

『金色のガッシュベル』でもそうでしたが、雷句誠先生は人間の爆発するような感情を描くのが非常に上手い漫画家でもあります。喜怒哀楽、特に悲しみや怒りの感情の描写がとてもスゴイです。

 

『どうぶつの森』でも仲間が死んだり、弱肉強食という理不尽な掟に怒りを爆発させるシーンがたくさんあります。読者がさもその感情に共感できるような描き方をするので、漫画を読んでいると共感できる部分が多いと思います。

 

主人公・タロウザの悲願

母タヌキのモノコと暮らすタロウザの世界は、肉食動物、草食動物など様々な生き物がいますがそれぞれの鳴き声は違うので意思の疎通ができません。

全ての動物の鳴き声を理解できるという特殊能力を持つタロウザは全ての動物の鳴き声を統一すれば、無益な争いを避けられると考えます。もちろんこれに反対する動物もいます。

特に肉食動物は鳴き声が統一されれば、自分が殺す相手の鳴き声を理解することができるので難色を示しています。

しかし、この考えに賛同する仲間達が次第にタロウザの元へ集まっていきます。

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世界の破滅を願うギラーとの対決

どうぶつの国の最終ボス的なポジションの人物はギラーというヒトの子です。タロウザと同じようにこの世界に送られてきたギラーはこの世界を破滅へと導く人間に変貌します。

動物の世界に送られてきた人間はタロウザを含め、全部で5人いますがどの人物も強烈な個性で漫画を盛り上げます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。弱肉強食は善か悪かという難しいテーマを扱う漫画ですが、生きることの厳しさや喜びを伝えてくれる漫画だと思います。まだ読んだことがない人はオススメの漫画ですので、ぜひ読んでみて下さい。

ネタバレOKな人はこちらの記事もどうぞ。

【ネタバレ】どうぶつの国の最終話を振り返ってみる

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