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これは未来への警鐘をテーマにした漫画なのか?と思われるほど、この漫画が扱うテーマは近い将来にやってきそうな気がする。

漫画「監視官 常守朱」が描く世界観は、一言で表すなら「心の中を可視化できるようになった世界」だ。

コンピューターの発達により、人間の精神までもデータとして数値化できるようになった世界では、コンピューターで弾き出された適正職種に就くことが当然の世界。

旧時代のように、辛い就活をすることもないし入社してみてこの仕事は自分に向いていなかったという博打のような就職をする必要もなくなっている。

そして、犯罪を起こす可能性のある人間は犯罪を起こす前でも潜在犯として徹底的に排除され、街の平和は保たれている。

そんな潜在犯を取り締まる部署に配属された新米監視官、常守朱を主人公とした未来型サスペンス漫画。

今回は現実にこんな未来が来そう?な漫画「監視官 常守朱」を紹介します。それではどうぞ!

 

「監視官 常守朱」のあらすじ

学校を卒業したばかりの常守朱は自分の進路について悩んでいた。

現代の就職活動は自分の適正に応じた就職先がコンピューターで弾き出される。旧時代のように就職してやっぱりこの仕事は合わないなどという賭けのような就職活動はしなくてよいのだ。

その中で常守朱は全ての省庁の適正にパスしてしまった。他の誰もできない仕事を・・・ということで、彼女が選んだのは公安局の監視官という仕事。

 

監視官の仕事とは?

常守朱が選んだ公安局の監視官の仕事とは、街頭スキャナー等で引っかかった潜在犯と呼ばれる人間を捕獲するため、執行官を使って捕獲する仕事であり、この執行官を監視する立場の人間だ。

この世界ではまだ犯罪を起こしていない人間も心理スキャンで、その人間が将来犯罪者となりえるか?も診断される。

黒と判断された人間はまだ犯罪を犯していない人間でも、逮捕されることになる。その時に彼らを捕まえる手段として利用されるのが、執行官と呼ばれる存在だ。

監視官 常守朱

この執行官も実は潜在犯と呼ばれる人間達で、犯罪者の心理を推理するために犯罪者が利用されているという構図だ。

 

そして、監視官 常守朱の下には4人の執行官が部下として配属される。性別の年齢もバラバラなメンバー達が、新人の常守朱をサポートしながら潜伏犯を追い詰めていく。

 

執行官たちの過去

話しが進んでいくにつれて、それぞれの執行官達の過去は明らかになっていくが、いずれの人物もそこら辺にいる人間と変わりない。

システムが潜伏犯と認定しているだけで、社会から抹殺されるべき存在として認識され犯人を捕まえるための猟犬まがいのことをさせられている。

執行官の中には元・警察官や監視官も含まれている。犯罪に立ち向かう中で、犯人の思考を推理するうちに自分も心理スキャンで黒と診断された過去を持つものもいる。

 

まとめ

漫画「監視官 常守朱」はジャンルで言うと近未来SFアクションにカテゴライズされるものですが、読んでいると「あぁ、こういう未来来るかもな・・・」と思わせる内容です。

人間の心を全て数値化して、効率重視の判断をしていく中で人本来の心が失われていくような・・続きが気になる漫画で、まだ読んだことがない人はおすすめの作品なので、ぜひ読んでみてください。

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