福本伸行先生による超人気漫画「カイジ」
そのカイジの中で敵役として登場する帝愛グループの利根川。その利根川目線で描いたスピンオフ作品でも「中間管理職トネガワ」がやばいです。
このマンガがすごい!2017年でも、男性部門で1位に輝くなど圧倒的存在感を見せつけています。
まだ読んだことのない方で、カイジの世界観が好きな方にはぜひとも読んでもらいたい一冊。
今回は漫画カイジのスピンオフ作品「中間管理職トネガワ」を紹介します。それではどうぞ!
始まりは兵藤会長の一言から
始まりは帝愛グループのトップでもある兵藤会長の一言から。
「つまらん、うんざり!ワシは本物が見たい!企画しろ!血沸き肉踊る狂宴!死のゲームを!」
漫画カイジで登場する数々の死のゲーム。それはもともと兵藤会長からの特命で企画されたものでした。
特命を受けたのは兵藤会長の右腕でもある利根川。彼は兵藤会長の思いつきで、満足させられるようなデスゲームを企画させることを強制されます。
そんな中で考案された限定ジャンケン
さっそく利根川は奇抜なアイデアを求めて黒服連中からアイデアを募ることに。
利根川は人間を麻雀配に見立てた人間麻雀の企画を思いつきますが、黒服チームの最年少でもある若手が考案した限定ジャンケンに決まります。
実際にカイジ達がエスポワール号に乗船し、行なったゲームですね。
このようにカイジの作中で繰り広げられたデスゲームを利根川率いる黒服チームが考案していく様を描いた漫画です。
元ネタが分からないと理解できないが・・・
中間管理職トネガワではカイジ達が登場する前のゲームの企画段階にスポットを当てた漫画ですが、カイジの元ネタが分からないと面白さも半減してしまうというちょっと変わった漫画。
しかし、元ネタが分かっている人からするとこの上ないほど爆笑してしまうのは確実です。
日頃の労を労うために利根川が企画したバーベキュー大会では、あの土下座鉄板で焼肉をするという鬼畜ぶり。
しかも誰1人としてこれが土下座用に特注された鉄板だと気づいてない・・・
本作では目立たない黒服も強烈な個性を出す
漫画カイジではゲーム進行の管理を務める黒服達も、中間管理職トネガワでは個性ある人物として描かれています。
黒服・サングラスの男達の名前を覚えようと必死になっている利根川の意外な一面も。
以下で中間管理職トネガワに出てくる特徴的な黒服を何人か紹介。
山崎健二
初期には利根川に対して不満を持っていた。利根川が兵藤会長のご機嫌取りばかりで、部下をないがしろにしていたのが原因。
その後、利根川の中間管理職であるが故の大変さを汲み取り良き理解者となる。
左衛門三郎二郎
最初の自己紹介で名前が紛らわしいと利根川に叱責された黒服チームの最年少。
しかし、その発想力は凄まじくカイジ達を苦しめた「限定ジャンケン」は彼の発案。若手ながらも有望株として注目を集める。
海老谷
左衛門三郎二郎とは同期入社の若手。同期の活躍に焦りを感じ、どうも間違った方向に力を発揮してしまう節がある。
限定ジャンケンの会場をどこにするかでアイデアを募ったが、なぜか料亭(しかも狭い)を推薦し見事落選。
同期の左衛門三郎二郎が豪華客船エスポワール号での開催を企画し、またも手柄を取られてしまい焦り。
後に利根川から叱咤激励を受け、限定ジャンケンのジャンケンカードの絵柄デザインにコンペに命を賭ける。
しかし、兵藤会長の手形をジャンケンカードの絵柄に採用しようと直接直訴しこれが原因で解雇される。
監督不十分ということで利根川も減棒処分を受ける羽目に・・・
こんな感じでカイジではお目にかかることのできない、黒服や利根川の涙ぐましい努力を垣間見ることができる漫画です。原作知らない人にとっては「???」となることもあるかもしれませんが、原作を知っている人は必ず爆笑を約束します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回、カイジのスピンオフ作品「中間管理職トネガワ」を紹介しました。
2017年2月段階で、既刊は4巻。ちなみに4巻までで累計100万部を超えているというモンスター漫画。
スピンオフでこれだけ人気に火がつくのはすごい・・・
漫画カイジでは利根川は敵役でしたが、多くの名言を残すなど強烈なキャラクターとして人気があったので、納得の数字と言えば数字ですが・・・
まだ読んだことがない人でカイジが好きな人は絶対にハマると思います。ぜひこの機会に読んでみてください。
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