久しぶりにワクワクする大型漫画に出会いました。
ホーリーランド、自殺島で有名な森恒二先生が描く最新作「創世のタイガ」がめちゃくちゃ面白いです。
大学生が石器時代にタイムスリップするという設定の漫画なのですが、詳しくは後ほど。
今回は森恒二先生の最新作「創世のタイガ」を紹介します。それではどうぞ!
創世のタイガのあらすじ
就職を控えた大学生のタイガは卒業旅行として、オーストラリアを訪問している一行。
旅行中もタイガはこの先、自分に待ち受けているであろう予想できる人生に落胆していました。
彼らは大学の人類学ゼミの仲間でワイナリー巡りなどに訪れていました。
道中、メンバーの一人が洞窟を発見します。
探検気分で中に入ってみると、ガイドにも載っていない壁画を発見します。
そこには先住民?が描いたらしい、狩猟の様子が描かれた壁画が。
世紀の大発見になりうるかもしれない偶然に胸を踊らせるメンバーたち。
しかし、喜びも束の間で洞窟が崩落を始めます。
なんとか逃げ延びたタイガたちですが、洞窟を出ると明らかに外の様子が一変していることに気づきます。
広大な平野を移動していたはずが、洞窟を出るとなぜか一面はジャングルのような場所。
出たとことを間違ったというレベルではありません。そして、森の中には今まで見たことのない巨大な古代生物が・・・
彼らは石器時代に飛ばされたことを次第に悟り始めます。
創世のタイガの読みどころ
森恒二先生には珍しく、タイムスリップものです。私が知る限り森恒二先生がタイムスリップ系の漫画を描くのはこれが初めてなはず。
タイガたちが飛ばされた時代はマンモスや古代の巨大哺乳類が生息する時代で、この時代ではタイガたちの祖先にあたるホモサピエンスは弱い存在です。
歴史で習ったネアンデルタール人も登場しますからね。そして、襲ってくるという・・・
ちょうど自殺島から原始生活に即したサバイバル生活がテーマになっていましたが、自殺島はこの作品への布石だったのでしょうか。
それにしても森恒二先生にサバイバルの描写を書かせたら天才ですね。知識の量ももののすごいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回、森恒二先生の最新作「創世のタイガ」を紹介しました。
この作品は森恒二先生が得意とする、若者のなんとも言えない将来に対する不安や焦燥が描かれている漫画でもあります。
自殺島では自殺者というテーマに深く切り込み、創世のタイガでは自分のあり方、存在意義に疑問を抱いている若者が主人公に描かれています。
2018年2月現在、既刊は2巻。まだまだ始まったばかりの本作ですが、展開が楽しみな作品でもあります。まだ読んだことがない人はぜひ読んでみてください。
2巻も新しい展開があって面白いです。。こちらもどうぞ。
創世のタイガ2巻の感想。古代で戦う大学生達の漫画が面白いぞ!
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