SEOの施策を行なう上で、サイト管理者が重要視するのはクローラーの存在ではないでしょうか。クローラーとはGoogleが開発したサイトを巡回するロボットのようなものです。
そのクローラーが何億とあるサイトを訪問し、そのサイトの内容や属性を理解しGoogleの検索結果に反映させます。
それでは、クローラーに頻繁に巡回をさせた方がサイトの順位は上がるのでしょうか?サイト管理者にとっては、とても気になる疑問にGoogleの中の人が答えてくれているので今回はその事について触れたいと思います。それではどうぞ!
結論から先に言うと、SEO順位に影響なし
一般のユーザーを交えたカンファレンスで、Googleの中の人がはっきり言っています。ウェブマスターツールを使用すれば、Googleのクローラーを任意で巡回するように指定することができますが、この命令を連打してもランキングに影響はありません。
なぜなら、クローラーを呼び寄せて何の更新もないサイトをインデックスさせてもSEOの順位が上がることはないからです。とGoogleの中の人がはっきり明言しています。
では何を重要視すれば良いのか?
じゃあ何を重要視すれば良いのか?という話になるのですが、サイトを頻繁に更新することやコンテンツを充実させることコレに尽きます。
ここで誤解してはいけないのが、サイトを更新する=ペラいコンテンツを量産するということではないことです。内容が薄い記事を量産しても、Google側がそれを評価してくれません。
サイト訪問者が満足するようなしっかりとしたコンテンツ作りこそが、Googleでランキングを上げる近道です。間違っても、外部リンクを貼りまくって無理やりランキングを上げるような手法に囚われてはいけません。これはGoogleも問題視しているので、何らかのペナルティーを科せられます。
クローラーを最大限活用するために
クローラーを最大限活用するために次の3つのことを意識すれば良いと思います。
①重複しているコンテンツや、意味のないコンテンツを減らす
②内部リンクを充実させる
③サイトの表示速度を上げる
①はサイト内で重複しているコンテンツや意味のないコンテンツは削除すると良いです。クローラーが一度の巡回で見るページ数は無限ではないので、より多くのコンテンツをインデックスしてもらうために重複したコンテンツや中身のないコンテンツは極力減らすべきです。
②に関しては、内部リンク(ちゃんと意味のある)を充実させて適切にクローラーを誘導する導線を確保します。ちなみに内部リンクをしっかり設定すると1訪問あたりのページビュー数も増えます。例えば、このページを見ている読者の方は今Googleのクローラーについての記事を読んでいます。属性としては、SEOに興味があるサイト運営者やブログ管理者の割合の方が多いと思います。
そんな人にSEOに関連する内部記事を勧めることが出来れば、この記事を読み終わった後(あるいは途中)にもう1記事読み進めてくれるかもしれません。そういった利点もあります。
ちなみに内部リンクとは異なる外部リンクですが、Googleは意味のない外部リンクにはNOを突きつけています。まとめサイトやアンテナサイトによく見られる手法なのですが、記事とは全く関係のない外部リンクをペタペタ貼りアクセスを稼ぐことは以前はSEOの順位稼ぎには有効でしたが、現在ではGoogleによるシステム改修が入っており逆効果となります。
こちらの件について当サイトでも以前に触れましたので、参考にどうぞ。(これが内部リンクです)
Google先生怒った?Googleが誘導ページについてのガイドラインを更新。アンテナサイトさよなら・・
最後に③に関してですが、Googleはサイトの表示速度も重要視しておりサーバーの応答速度が遅いサイトをクロールした場合、クローラーに巡回するコンテンツに制限をかけるように設計しているそうです。
ユーザーの視点で見ても、せっかくアクセスしたサイトの表示速度が遅ければイライラして途中で離脱する人も出てきますよね?なので、サーバーの応答速度を上げるのもクローラーを活用する上でも有効ですし、ユーザーの離脱を防ぐ上でも有効となります。
当サイトも開設当初に比べるとアクセスが増えてきているので、依然に比べサーバーの応答速度は下がってきています。折を見てサーバーを増強しないといけないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。クローラーを巡回させればさせるほど、ランキングが上がるわけではありません。その前にコンテンツを充実・更新させた上で巡回させないと意味がなくなります。
そして、クローラーを最大限活用するポイントは
①重複しているコンテンツや、意味のないコンテンツを減らす
②内部リンクを充実させる
③サイトの表示速度を上げる
の3つとなります。なかなかアクセスが上がらないという人は、小手先の技術に走るよりもまずはユーザーのためになるコンテンツ作りからスタートしてみてはいかがでしょうか。
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