いじめられた側がいじめた人間に復讐していくストーリーのマンガ『復讐教室』 マンガ上の話しとはいえ、いじめの陰湿さやそれが人に及ぼす影響など人間のドロっとした部分が描かれています。
いじめた側にも相応の復讐をというテーマは考えていたようでなかったストーリーだと思いますが、復讐者に豹変した主人公の巧みな復讐計画がスゴイです。それではどうぞ!
復讐教室のあらすじ
中学3年生の主人公、藤崎彩菜はクラスでいじめの対象とされていました。集団無視、暴力、強姦などクラス中がこぞって主人公をいじめていました。
ある朝、登校中に信号待ちをしていると突然背中を押され危うく事故で命を落とかもしれなかった事件に遭遇します。
誰が背中を押したのか顔を見ることが出来ませんでしたが、押したその腕は確実に自分の学校の制服でした。
入院中に中庭でぼんやりしていると、偶然、蜘蛛の巣に引っかかった蜂を見つけます。蜘蛛に捕食される運命の蜂ですが、最後に力を振り絞って蜘蛛に一矢報い絶命しました。
それを見た彩菜は一つの事を心に誓います。
『このまま殺されるのを待つよりも、この蜂のように捨て身覚悟でいじめた奴らを道連れにしてやる』と。そう決めた主人公は今まで自分をいじめてきたクラス全員に復讐をしていきます。
復讐者と化した主人公
今まで自分をいじめてきた奴らに復讐をと心に決めた主人公は復讐の鬼と化します。ターゲットの情報や弱みをを調べ上げ、緻密に復讐計画を立てていきます。
どちらかが破滅するまで絶対に復讐することを降りないと誓った主人公には鬼気迫るものがあります。
下剤を仕込んだり、パパラッチした写真をばら撒いたり、なりすまして援助交際を持ちかけ警察に密告したりなどかなりエグい手段でいじめた側に復讐をしていきます。
現実問題でのいじめを考えてみる
いじめって絶対になくならないですよね。人間の本質なのでしょうか。いじめと聞くと学生だけの話しのような気もしますが、社会人になってからも職場のいじめとか往々にしてあります。
他者を陥れる、共通の攻撃対象を作って自分の今のポジションを守るという意識が働いているのでしょうか。
いじめられる側にも原因があるとかよく言いますが自分はそうは思わないですね。いじめが開始される時って必ず提案者がいるんですよね。『ねえ、あいつなんかムカツクよね外さない?』と。
そして、自分のポジションを守るためそれに賛同する者が出てきていじめがスタートするのだと思います。同調する人間も悪いですが、この提案者が諸悪の根源ですね。人を陥れよう、攻撃をしようと口火を切る人間の思考は理解できません。どんな考え、思想を持ったらいじめようという考えに及ぶのですかね。
何も考えてないから、人をいじめるという行為が出来るのでしょうか。
話しは逸れますが、中学校時代いじめの首謀者の女の子がいました。その子は毎回ターゲットを決めて、いじめの対象を選定しそれを他のメンバーに持ちかけるんですね。
いじめの対象をコロコロ変えていたのですが、ある日彼女に転機が訪れました。人をいじめるという行為に辟易していたメンバーから逆にあの子ひどいよね、と逆指名されて自分が無視される対象になってしまったのです。
当然、今までいじめて来た分恨みをたくさん買っているので助ける人は誰もおらず全員から無視されていました。その時は因果応報ってまさにこの事だなと思っていましたが、今思えば複雑な気持ちになりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。現実にはありそうでない、いじめた側が粛清されるマンガ『復讐教室』 伏線が張られておりいじめの黒幕は誰なのか?という続きが気になるマンガでもあります。オススメの一冊ですので、興味がある方はどうぞ。
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