世にタイムスリップ系の漫画はたくさんあれど、起業家が過去にタイムスリップするという設定の漫画はない。(ハズ)

ちょっと変わった設定ですが、過去にタイムスリップした起業家がパンを商売にしようと試みる元武士の男性と出会い、そこからどういった軌跡を描くのかという漫画。

ビジネス漫画が好きな人にはぜひおすすめしたい一冊です。

今回は起業家×タイムスリップを題材にした異色の漫画、「アンパンメン」を紹介します。それではどうぞ!

アンパンメンのあらすじ

起業家として日々の仕事に追われる相川コウジ。

彼は都内でマーケティングの会社を経営しており、新しい事業にプレゼンに向けての準備に追われていました。

しかし、過酷な業務に社員も相川を見限り一人になってしまいます。

十分な準備もできないまま投資家へのプレゼンを迎えますが結果は惨敗。

資金集めも目処が立たなくなり経営危機に立たされます。

周囲は自分よりも成功していく・・・そんな思いから油断したのかトラックに跳ねられあっけなく死亡してしまいます。

 

しかし、相川が目を覚ますとそこは明治時代の銀座ど真ん中。

そして、彼はそこで一人の男と出会います。

この出会いがキッカケで早川は明治時代を起業家として駆け抜ける機会を得ます。

牛丼に、パン。明治時代は魅力的なプロダクトが溢れていた

ひょんなことから元武士の男と出会った早川。

彼は当時、まだ認知度も低く大不評だった牛鍋に将来性を感じる柔軟な思考の持ち主でした。

ちょうど火事に遭遇し、そこから異人を助け出すのですが彼がお礼に振る舞ったパンに将来性を感じます。

 

当時の日本ではパンと呼べる代物はあるにはあったのですが、食感も悪く味も劣るのですが西欧のパンを売り出すことができれば日本でも絶対に流行ると確信します。

 

パンは普段の食事だけでなく保存・携行性の観点からも戦中食としてうってつけの代物でした。

明治時代にはいったいいくつの戦争が起こっていた・・・と皮算用する早川ですが、その男性と明治時代にパンで起業するストーリーは読んでいて物凄く面白いです。

ちなみに明治時代に活躍した偉人たちも登場します。

ちょうど最初の話の頃には勝海舟が登場していました。

おそらく、ストーリーが進んでいくと他の有名所もたくさん登場するのではないでしょうか。

 

アンパンメンの感想

面白そうな漫画に出会ったなというのが率直な感想です。

タイムスリップ系の漫画はたくさんありますが、恋愛系だったりサスペンス、アクションなどのジャンルに集中しています。

その中でビジネスジャンルのタイムスリップ漫画は記憶にはありません。

 

現代の落ちこぼれ起業家と元武士で同じく落伍者の烙印を押された男性が、パンというプロダクトでどういった旋風を明治時代に巻き起こすのか。続きが気になる漫画でもあります。

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