熱燗でもうまい、冷やしてもキリっとうまい、日本酒は温・冷どちらでも楽しめる世界的に見ても珍しいお酒です。
日本の四季に合わせたように作られているのでしょうか。
夏は鱧にキリッと冷やした冷酒を、冬はお鍋に熱燗をと1年を通して楽しめるマルチプレイヤーです。
今回、その日本酒を振ること美味しさがぐっと上がる変わった飲み方を紹介します。それではどうぞ!
なぜ日本酒を振るのか?振ることのメリット
お酒を飲んでいる時に口の中がピリッとした経験はありませんか?これはお酒の中のアルコール分子が舌を刺激するためで、熟成が若いお酒に顕著に現れます。
その違いはアルコール分子の結合度合いによって異なります。若いお酒ほどこのアルコール分子が結合しており、舌に当たった際の反応が大きくなります。
一方、熟成されたお酒はアルコール分子の結合は適度にほぐれまろやかな口当たりの良いお酒になります。
熟成されたお酒は手間をかけている分、価格が割高です。
しかし、安いお酒でもこの方法を用いれば口当たりのまろやかな日本酒に変身させることができます。
振る目安としてはビンを持って10回~15回ほどシェイクしましょう。
思いっきり振ってみてください。その後に注いだ日本酒には若干泡だっていますが、アルコール分子がほどかれているサインです。
これでまろやかな日本酒を飲むことが出来ます。
飲む前には毎回振った方が良い?
振ってまろやかになった日本酒を楽しんだ後、飲みきれなかった場合は次に飲むときにはまた振ってください。
これはアルコール分子が再度結合するためです。
おそらく次回飲む頃までにはアルコール分子の結合は修復されているので、その都度振ってから飲むようにしましょう。
グラスに注がれている場合はどうやって振る?
瓶は振りやすいですが、すでに注がれたお酒を振るのは難しいですよね。というか無理です。
その際には割り箸などで混ぜることでもアルコール分子の結合をほどくことができます。しかし外食の席ではマナー違反にあたるので大切な接待の場や気心が知れていない人達との席では控えましょう。
日本酒以外でもこの方法は使える?
実はこの方法日本酒以外でも使えます。むしろアルコールを含むお酒全般に使用できます。
どのお酒もアルコール分子が含まれていて、振ることで結合をほどきまろやかな味を楽しめます。身近な例でいうと焼酎も振ることで美味しく飲むことが出来ます。
しかし、この方法が合わないお酒もあります。例えばビールやシャンパンなどの発砲系のお酒は完全NGですね。開栓と同時に大変なことになってしまいます。
あと赤ワインも向いてないですね。なぜならある程度の期間を過ぎるとワインには瓶底に澱が溜まってきます。振ってしまうとこの澱が全体に行き渡ってしまい、エグみを増した味わいになってしまい逆効果です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本酒を振ることで味が変わる方法、実際に試してみてください。
はっきり分かるくらいに違いが出てきます。この方法は日本酒以外のお酒でも活用できるので、他のお酒でも色々試してみると面白いかもしれません。
日本酒にある食材を加えて飲むちょい足しや日本酒カクテルをまとめてみました。ちょっと変わった日本酒の飲み方を試してみたい人はこちらの記事もどうぞ。
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