数あるスポーツ漫画の中でも「相撲」のジャンルを描いた漫画は多くありません。
しかし、最近新しく日本人横綱が誕生したりと話題性も上がっている相撲業界。
とは言え、いきなり相撲を観に行くのはハードルが高いというのも事実・・・
じゃあ、まずは漫画の切り口から相撲を知ろうということでおすすめの相撲漫画を紹介していきます。それではどうぞ!
バチバチ
週刊少年チャンピオンで絶賛連載中の相撲漫画「バチバチ」
火竜という角界一のヒール力士を父に持つ、青年・鯉太郎の成長を描く漫画。
火竜は傷害事件がきっかけで干され、飲酒による事故で帰らぬ人となります。
引退後の父親に嫌悪感を抱いていた鯉太郎ですが、周囲の支えもあり自身も空流という相撲部屋に入門します。
地元でも有名な火竜にも負けない位の悪童として有名でしたが、兄弟子の支えもあり鯉太郎は真剣に相撲の道へ向き合います。
そして、同期の中には同じく父親に力士を持つ王虎というライバルの存在など、主人公以外の登場人物も物語を盛り上げます。
人気連載で複数のシリーズが続いている
主人公が高校を卒業し、相撲部屋に入門した所からこの漫画はスタートします。
そこから兄弟子との絆や同期のライバル達の切磋琢磨が描かれるわけですが、第一部、第二部(バチバチBURST)、第三部(鮫島、最後の十五日)というように展開されていきます。
よくスポーツ漫画でありがちなのが、体格や才能に恵まれていない主人公が努力で勝ち抜いていくというシーンが描かれますが、バチバチに関しては相撲業界のリアルが描かれています。
主人公の鮫島鯉太郎は才能には確かに恵まれているのですが、実は体格に恵まれていません。
第一部から番付(相撲の順位)を駆け上がっていくのですが、上の番付になればなるほど小手先の才能だけでは何ともし難い壁にぶつかり苦しみます。
第二部が終わって第三部がスタートしたのですが、タイトルが「鮫島、最後の十五日」という引退を示唆するようなタイトルで驚いた読者も多いはず。
そういった相撲のリアルをまざまざと見せつけてくれる漫画です。オススメ。
火ノ丸相撲
2014年かれ連載を開始して今やジャンプを代表する漫画にまで成長した人気相撲漫画「火の丸相撲」
こちらはバチバチと異なり、高校相撲がメインの舞台となります。
潮火の丸という身体の小さな青年が弱小相撲部に入部し、そこから快進撃を続けるという漫画。
実は火の丸は小学校時代は全国大会で優勝した強者。
しかし、そこからは身体の成長が思うように進まず中学校では無名の存在に。
そこから彼は鍛錬を積み重ね、身体が小さくても相撲の神様に愛されていなくても自分の目標を諦めないよう身体を鍛え上げていきます。
ここら辺は同じく体格に恵まれていないバチバチの鯉太郎と境遇が似ていますね。
弱小だった相撲部も火の丸の加入により、刺激され激しい稽古を積み優勝争いに絡めるまでに成長していく過程も面白い。
スポーツ漫画の流れとして、弱小だった部にある日超大型のルーキーが入部し(たいてい過去になんからの事情を抱えている)、そこから今までやる気のなかった部員も触発されて全国大会を勝ち進んでいくというテンプレのような流れがありますよね。
火の丸相撲もこのテンプレと同じような流れなのですが、悪く言えば使い古されたストーリー、よく言えばスポーツ漫画の王道中の王道。
ただ、このストーリーは誰が描いてもヒットするような魔法ではありません。
作者のその特定ジャンルに関する深い造詣とそこで生まれる人間関係、ストーリーをがっちり描かないとヒットするわけでもなく。
現在の火の丸相撲人気を見ると、王道中の王道のストーリーからさらに踏み込んで独自の世界観を出しているのも火の丸相撲のヒットの要因と言える気がします。
火ノ丸相撲の見所
火の丸相撲の見所はなんと言っても、その表現力。
バトルシーン、もとい取り組みシーンでは個々の技が炸裂する時の一コマがなんといっても美しい。
花札のような一コマで技が炸裂する時の背景!表情!気迫!これはまじで鳥肌が立つ。
のたり松太郎
次に紹介するのはちばてつや先生の「のたり松太郎」
ちばてつや先生と言えば「あしたのジョー」が知名度が高いと思いますが、この「のたり松太郎」も面白い!
1973年から連載を開始しているので相撲漫画の先駆けといった感じでしょうか。
人並み外れた怪力を持つ松太郎が力士として成長していく様を描いた漫画。
ちなみにテレビ化も漫画賞も受賞しており、その実力は折り紙つき。
かなり昔の漫画なので調達するのが難しい気もしますが、Amazonあたりで探すと手に入ると思います。オススメ!
オススメ漫画アプリは?
よく『オススメの漫画アプリは?』と聞かれるのですが、オススメは『マンガBANG』という漫画アプリです。
無料配信されている作品が多くあり「アカギ」や「僕は麻里の中」など10000冊のマンガが無料で読めます。オススメ!
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