なんでもグロければいいってもんじゃない。

そう読んだ瞬間に思ったけど、続きが気になる→読んであまりのグロさに凹んでしまう→でも読んでしまうという中毒性の高い漫画「食糧人類」

もうタイトルからね・・・狂気が滲み出ている漫画。

ある謎の施設に誘拐された主人公。そこは人類が謎の生物の食料となる施設だったという漫画。

今回はかなり閲覧注意な漫画「食糧人類」を紹介します。それではどうぞ!

 

「食糧人類」のあらすじ

原因不明の異常な温暖化に遭遇する日本。

画家を目指す高校生の伊江は友人のカズとバスに乗って帰宅していました。

日本では近年、気温が上昇し続けそれに伴い熱中症で倒れる人が続出しています。

 

伊江は画家を目指し、友人のカズは祖父母を熱中症で失くしているため気象学者を目指していることなどを話していました。

そんな帰宅途中にバスに乗っている乗客は全て意識を失います。カズと伊江が目覚めた場所はどこかの工場のような施設。

そこでは人間が冷凍され、解体されていました。その様子はさながら食肉工場。

 

早くに意識を取り戻した伊江はその状況に驚愕します。

そして、その食肉工場で人間を解体しているのは同じ人間。一体、この施設の目的は何なのか?

一気に非現実的な光景を見せられた伊江は戸惑います。

 

謎の液体で太る人間たち

伊江とカズは別の場所に移されることに。そこは天井から管のようなものが伸びており、そこにいる人間はその管から出る甘い液体のようなものを飲んでいます。

この液体は中毒性があるようで、飲んだ人間をたちまち太らせ幻覚に陥らせます。

そして、さっそく友人のカズはその液体をガブ飲み・・・

 

みるみる内に太るカズ。カズはすでにラリっている様子で伊江にもこの液体を飲むことを勧めます。

喉が渇いていた伊江はカズの勧めるままに飲もうとしますが、突然背後から何者かに止められます。

 

ナツネと山引という人物

背後に現れたのは山引とナツネという2人。彼らも3日前にここに運び込まれてきたようで、この劣悪な環境の中で脱出の機会をうかがっていました。

 

彼らが知りたかったのは最新の施設の情報。一度は足手まといとして伊江は見捨てられそうになりますが、伊江が施設の場所を記憶していたため一緒に脱出をすることに。

 

そうこうしている内にドアが開け何者かが侵入してきます。

部屋の中に入ってきたのは巨大な昆虫の化け物。その化け物は手当たり次第に太った人間を捕食していきます。

 

人類を捕食していたのは巨大な昆虫?

この施設では人間が人間を解体し、出荷する精肉工場のような役割を果たしていましたが、その献上先というのが巨大な昆虫。

この施設内では人間の他に昆虫が我が物顔で歩き回っています。

実はこの施設は国が秘密裏に認可した施設で、過去にこの施設の主のような昆虫にお伺いを立てていた様子も目撃されていました。

 

どうやら日本の温暖化現象もこの昆虫の化け物が関係しているようです。

参照:ヤングマガジン公式サイト | 食料人類

 

ここから食料人類のネタバレ

ここから食料人類のネタバレ含みます。ネタバレNGな人は別記事をどうぞ。

【閲覧注意】グロい漫画をつらつらと書き連ねてみる22選

 

食糧人類は2017年4月までで2巻が発刊されています。

その物語の鍵となるのは、ナツネという青年。山引も女か男か分からない謎キャラですが、この物語の核はナツネと見て間違いないでしょう。

 

施設から逃走を図っている時に運悪く昆虫に見つかってしまった一行。

この時にナツネがこの昆虫を迎え撃ちますが、相手が悪くその場で捕食されてしまいます。あっけないナツネの終わりに「え?もう退場?」と思いましたが、ナツネは下半身をちぎられてもなお、昆虫の腹を裂いて脱出します。

 

そして、昆虫に食べられたはずの下半身は時間の経過と共に復活します。

実はナツネは以前にこの施設にいた人間。彼の母親は以前にこの母親に施設にいてこの施設でナツネを妊娠しました。

実はこの時に投薬を受けており、ナツネは新種の人類としてこの世に生を受けます。

その特徴は異常なまでの再生能力。中枢神経を破壊されない限り、無限に再生を続ける食料として理想的な改良品種の唯一の例です。

 

施設から逃走をした母親は身を隠すようにマンションの一室に息を潜めていました。それも全て息子を守る為。

しかし、警察に見つかってしまい母親は絶命。ナツネはこの隙に逃亡をし自分と母親をこんな境遇に追いやった施設に復讐をするため潜入していたわけですね。

 

ちなみにナツネは今年で6歳。高校生くらいに見えますが品種改良ゆえに成長も早いようです。

 

食糧人類の感想

タイトルからヤバさが滲みて出ている作品ですが、実際に読んでみてもやばいです。

施設のような場所では人間が冷凍・解体。そして、食料として確保できるよう種付する人間まで用意されている始末。

 

一瞬で思考を奪う謎の液体などかなり高度なテクノロジーを持っている組織かと思いきや、敵は巨大な昆虫。

どうやらこの昆虫が温暖化に関わっているようですが、この巨大な昆虫はどこから来たのか?目的は捕食以外にあるのか?

どう展開していくんだろう・・・ナツネの正体はほぼ明らかになったけど山引もなにか秘密を持っていそうな予感。

まだ読んだことがない人はぜひこの機会に読んでてみては?ただ、閲覧注意な漫画なのでOKな方だけで・・・

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