原作は小説から人気に火がついた作品の「シャトゥーンヒグマの森」
過去に「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した経験のある作品の漫画版です。
最初にシャトゥーンヒグマの森を漫画で読んだ時に、人間vs熊の戦いを描いた漫画だと思ってました。
実際そうなんですけど、シンプルに人間vs熊の戦いではなく1つのホラーのような仕上がりになっています。
こんなに熊を怖く描写できるのも原作のリアリティさ、作画担当の先生の画力のなせる技。
今回はネタバレを含みますが、この「シャトゥーンヒグマの森」を紹介していきます。それではどうぞ!
シャトゥーンのあらすじ
北海道の北端にある、神奈川県ほどの広さがある日本最大の大森林の一角に、北海道大学の天塩(てしお)研究林という大きな森があります。
実は2年前にこの森で相次いで2人の人間が行方不明となる事件が起きていました。
1人の骨や髪はその後、山狩りで捕らえられた熊の胃袋の中から見つかりましたがもう1人の遺体は発見されていませんでした。
時間は現在に戻り、12月31日の大晦日。
一台の車が天塩研究林を走っていました。
車の中にはテレビ局の報道記者を勤める土佐親子。
運転をするのは密かに母親の土佐薫に想いを寄せる瀬戸祐介。
彼らは車で帰宅途中でしたが、道中で倒れている人間の足を発見し急停車します。
この時の急ブレーキで車は横転。なんとか3人共無事でした。
ー1時間前。この森では土佐親子と瀬戸以外に2人の男性がいました。
彼らは密猟者で高値で取引される白フクロウを密猟している最中に、熊の親子の足跡を発見します。
熊の親は高値で取引されませんが、子熊の剥製は高値で取引されるため2人は熊の捜索を開始することに。
しかし、2人が遭遇したのは冬眠の時期を逃し腹を空かせた巨大なヒグマ。
そして、この2人はヒグマの餌食になります。
時間は現在に巻き戻り、横転した車から母親の土佐薫が倒れていた人間の元へ駆け寄ります。
しかし、彼女が見たのもは倒れている人間ではなくヒグマによって食い散らかされた人間の足でした。
子連れ&冬のヒグマは超ヤバイ
事態の重大さを把握したのは土佐薫。彼女は大学で動物学を専攻しており、北海道の動物の生態系に知見がありました。
この時期に子連れで活動しているヒグマはかなりヤバい動物。
現地では「シャトゥーン」と呼ばれ、本土では穴持たずと呼ばれています。
冬眠に失敗して、冬山を徘徊するヒグマのことを指します。
雪山では餌がないため、人里におり家畜を襲い人間を襲うこともあります。
ヒグマは一度、人間の味を覚えてしまうと際限なく人間を襲うようになってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、小説から漫画版として連載された漫画「シャトゥーンヒグマの森」を紹介しました。
人間がヒグマに食べられるわけですが、その描写がめちゃくちゃグロいです。
かなり閲覧注意な漫画ですが、土佐親子と瀬戸は無事に森から脱出することができるのか?という点も気になります。
まだ読んだことがない人はオススメの漫画なので、ぜひ読んでみてください。
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