吉岡里帆さん主演で実写化される、生活保護を題材とした漫画「健康で文化的な最低限度の生活」が面白いです。というか、ものすごく勉強になります。
「生活保護」というワードは結構な数の人が知っていることだと思いますが、自分の身の回りに実際に受給している人の話しはそんなにないと思います。
よく取材されているようで、これが本当に勉強になる。そして、漫画としてもとても面白い!
今回はおすすめしたい漫画「健康で文化的な最低限どの生活」を紹介します。それではどうぞ!
健康で文化的な最低限度の生活のあらすじ
新卒として行政で働くことになった主人公の義経えみる。
式を済ませた行政職員はそれぞれが働く担当を割り振られます。
えみるが配属された先は生活課。ここでは主に担当世帯への生活保護の手続きを担当する部署となります。
出勤初日。慌ただしく機能する生活保護の現状を見て不安な思いを巡らせるえみる。
そして、たまたま取った電話口の向こうからは「これ以上、生活保護を受けるのは申し訳ないので今から死にます」という自殺予告の電話。
慌てたえみるは上司に相談すると近所に親戚が住んでいるので、様子を見てもらうようにアドバイスをもらいます。
しかし、親戚に連絡をするとよくそういったことは言っているので放っておいて問題ないとのこと。
そのまま留守電だけを入れましたが、なんと翌日にはその人は本当に自殺をしたことが判明します。
行政としては手続きに落ち度はなかったのですが、状況確認のため自宅を訪問をするとただ生活保護を受けていたわけではなく無駄がないよう節制し、就業への努力の跡も見られて・・・
えみるはこの仕事が生半可な覚悟ではやっていけないことを悟り、二度とこんな思いをしないように心に決めます。
健康的で最低限度の生活は生活保護をじっくり考えさせられる漫画
タイトルからも想像できるようにこの漫画の題材はズバリ「生活保護」
よくこの題材に踏み込んだものだとも関心します。
冒頭でも少し触れましたが、生活保護という制度があるのを知りつつも実際の現場は知らない人が多いのではないでしょうか。
ニュースでは毎年、生活保護の受給世帯が過去最高を更新していると報道されたりお笑い芸人の母親が不正受給していたと報道されて炎上もしましたよね。
こうしたニュースを聞くと「血税を無駄使いしやがって。けしからん」という気持ちになるのは私も否定しないです。
実際は働いている人が支払った税金が働いていない人の生活費に充てられるわけですからね。
実際に作中でも働けるのに働かない人、就職しますと言ってズルをしている人などそうした描画があります。
意図的にそうした流れにしている気がする
漫画「健康で文化的な最低限度の生活」が面白いのは一般の人がイメージしている生活保護への不満、不信を前半に持ってきている所かなと思います。それが意図的にそうした構成にしているかどうかは置いておいて。
前半では、ほらやっぱり生活保護の現場なんてニュースで読んだ通りじゃないか。不正受給ギリギリのことをやってと。
しかし、後半からはそうだと簡単に割り切れない日本社会が抱えている問題やそれぞれの人間が抱えている何ともできない問題などが描写されます。
こうした描写を見ると、生活保護は血税の無駄使いと単に切り捨てるのではなくセーフティネットとして機能しているんだなと思えますし、人それぞれの困難があって生活保護受給者全てが怠け者だという認識はできないと思います。
それだけ、生活保護について考えさせられる漫画。というか、生活保護を題材とした漫画ってないですよね。
吉岡里帆さん主演でドラマ化!
そして、この漫画なんとドラマ化されます。しかも吉岡里帆さん主演で。
2018年7月17日からフジテレビ系で毎週火曜21時から放送されます。
ドラマも絶対面白くなりそうな予感ですが、良い時間帯なので視聴率上がって国民全体がこの制度の本質であったり現状を把握する良い機会になればいいなと思います。
まとめ
今回、生活保護を題材とした漫画「健康で文化的な最低限度の生活」を紹介しました。
けっこう取り扱い辛い題材だと思うのですが、ドラマ化されるほどみんな心の中で気になっていた題材ではないでしょうか。
漫画、ドラマどちらも絶対面白いと思います。まだ読んだことがない人はこの機会に、もしくはドラマを見てはいかがでしょうか。
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