ジャンプスクエアで絶賛連載中の漫画「怪物事変(けものじへん)」
一言で言うと、現代に紛れる妖怪と呼ばれる者たちの物語。
まず、画力に目を惹かれ読み始め、そしてストーリーに虜になってしまいました。
藍本松先生の作品なので、当然といえば当然ですが。代表作に保健室の死神がありますね。
まだ始まって間もない漫画なので、まだ読んだことがない人にはオススメしたい作品。
今回は半人半妖の青年を描いた漫画「怪物事変(けものじへん)」を紹介します。それではどうぞ!
怪物事変(けものじへん)のあらすじ
ある田舎の村に東京から探偵が雇われて訪れます。
その村ではなんでも家畜の怪死事件が起こっているらしく、隠神(いぬがみ)と名乗るオカルト専門の探偵が派遣されてきます。
村人から聞いた怪死事件の全容は、
- 家畜が何者かに襲われた
- 襲われた家畜は一晩で腐っている
特に一晩で家畜が腐るということは現実では起こりうることではないので、村人は物の怪の類の仕業と考えて隠神を呼び寄せたのでした。
隠神と泥田坊の出会い
隠神が村に到着すると、畑で作業をする青年の姿が。
この青年は、泥田坊と呼ばれている青年。
1日中、畑で作業をしているので畑・田んぼの妖怪の呼称でもある泥田坊とあだ名を付けられています。
泥田坊は昔、両親に捨てられて(と思い込んでいる)親戚の家に預けられていました。
この青年を気に入った隠神は滞在中の身の回りの世話を泥田坊に依頼し、次第に打ち解けていきます。
怪死事件の犯人
隠神が滞在してしばらくしたところである事件が起こります。
隠神の身の回りの世話をするつもりだった依頼主の息子が、隠神に気に入られている泥田坊に嫉妬し彼が大事にしている首飾りを取り上げます。
すると泥田坊の姿に変化が・・・
実はこの首飾りとても希少なものらしく、妖怪の力を封じ込める力があります。
つまり、泥田坊は人間ではなく物の怪の類。自分の姿を見た泥田坊は、一連の事件の犯人は自分なのだと悟ります。
一連の犯人は自分だと思った泥田坊でしたが、実は犯人は別でガチの妖怪が犯人でした。
隠神のサポートもあり、この犯人を倒すことに成功しますが自分の正体を知られてしまった泥田坊はこの村にいれないと隠神と共に東京に引っ越します。
東京で物の怪専門の探偵事務所に就職
隠神の誘いもあり、東京に移ることになった泥田坊。この時に泥田坊は自らの名前、夏羽(かばね)を隠神に打ち明けています。
東京では隠神のサポートをしながら、物の怪事件を解決していく探偵として活躍していきます。
この探偵事務所では夏羽の他に2人の子供が在籍しており、夏羽と同じように身寄りのない子供を隠神が預かっています。
所長の隠神をはじめ全てのメンバーが物の怪の半妖であるといういわくつきの探偵事務所。
それぞれが特殊能力を駆使し、怪事件を解決していきます。
怪物事変(けものじへん)の登場人物
泥田坊/夏羽
本作の主人公。両親に捨てられたと思っていたが、隠神からのアドバイスもあり翻意。
両親を探すために隠神探偵事務所で活動することを決意する。
半人半妖で、グールと人間の子供。不死身の肉体を持つ。
隠神
夏羽を探偵事務所に誘った人物で、隠神事務所の所長でもある。
化け狸との半人半妖で身体を変化させることができる。
怪物事変(けものじへん)の感想
物の怪を題材にした漫画ですけど、ホラーという分類の漫画ではないです。
むしろ、怖くないヒューマンホラー?的な漫画?
親に捨てられたと思っていた青年が東京で事件を解決しながら、親の足跡をたどる。
そして、その1つ1つの事件に心がグッとくる要素が散りばめられたりしていて、とても面白いです。
最初は無気力、無感動な夏羽ですが次第に成長していく様も本作の見所かなと思います。
あと、妖怪と人間の確執が根深いようでそこら辺の展開も気になりますね。
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