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月刊アフターヌーンで連載されていた人類がウィルスによって滅んだ未来を描く漫画「EDEN」

独特な世界観を持つ漫画で、最後まで惹き込まれてしまう漫画。

クロージャーウィルスという未知のウィルスが人類の多くを葬り去った世界を描く漫画です。

今回は圧倒的世界観で描かれる近未来漫画「EDEN」を紹介します。それではどうぞ!

 

EDENのあらすじ

クロージャーウィルスという未知のウィルスにより人類破滅の危機を迎えた未来。

このクロージャーウィルスというのは全身の皮膚が硬質化してしまい、身体を動かすことも喋ることもできなくなる病気だ。

 

最終的には動けなくなり、身体内部はドロドロに溶け体外へ排出される。そこには人間の彫刻のようなものだけが残るという恐ろしい病気。

少年のエノアと少女ハナは1人の科学者と人類が滅んだであろう世界でひっそりと暮らしていた。

エノアとハナはクロージャーウィルスへの抗体を持っており、体調に変化はないが科学者はすでにこのウィルスに冒されている。日々、身体の硬質化が進行しているが2人の血液から作成したワクチンでその進行を遅らせている状況だ。

 

実はこの集落はたくさんの人が住んでいたコミュニティだったが、様々な問題が起こり今ではこの3人になってしまった。

問題の1つがクロージャーウィルスによる死亡。そしてもう1つが残った人間の暴走によるものだ。

かろうじてクロージャーウィルスで命を落とさなかった者もいつ自分がウィルスに冒されるか分からない状況に限界を感じて自ら命を絶った者もいる。

 

しかし、ある日3人が暮らすこの集落に軍用ヘリが近づいてくる。原父(プロパテール)と呼ばれる国連に取って代わろうとする組織で、その中にはエノアの父親もメンバーにいた。

この時にエノアは集落にいたロボットのケルビムを起動することで撃退することに成功している。

 

そして、月日は流れ物語のバトンは次の世代にー

 

集落から逃げたエノアとハナの息子エリヤは南米でケルビムと旅を続けていた。20年後、原父(プロパテール)は国連に取って代わり巨大な組織を構築していた。

最初は原父(プロパテール)の思想に同調し、仲間となっていたエノアは原父(プロパテール)に政権が変わっても何1つ変わらない世界に嫌気が差し、この組織から離れ麻薬王になっていた。

 

そして、人類を苦しめたクロージャーウィルスのワクチンは開発され、人類は危機を脱していた。

しかし、クロージャーウィルスによって硬質化した皮膚は元どおりにすることはできず、そのため硬質化した部分を機械に取って変えるロボット工学の技術がめざましく発展した。

 

南米を放浪しているエリヤは旅の途中で、原父と敵対する傭兵組織ノマドに襲われる。彼らの目的は麻薬王エノアに会うこと。そのためには原父が占領する一帯を抜けなければならない。

エリヤは自分の父と会うことで、この世界の秘密に触れていく。

 

壮大な二世代に渡る物語

EDENの冒頭はエリヤの父エノア目線で展開される。その後、20年の時が経ちいきなりエリヤ目線で話しが展開されて戸惑ってしまうが、その後エノアからエリヤに話しが移るまでの空白の20年間が展開される流れだ。

この漫画の見所はストーリーにもあるがその圧倒的な世界観。クロージャーウィルスの危機に瀕した人類の救済措置として、奇しくも機械工学が発展した世界では戦いのあり方がサイボーグ兵を投入した戦術に変わっている。

この未来的な戦闘シーンも漫画EDENの見所だ。

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そして、もう1つの魅力は神話や聖書と絡められた描写。人間とはかくも罪深きものか、人はなんぞやという永遠のテーマと呼ばれるものがさらりと物語中に挿入されている。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回、圧倒的世界観で描かれる近未来漫画「EDEN」を紹介しました。

すでに完結した漫画で、全巻あわせて18巻。最後までその世界観は崩れることなく物語が展開していきます。二世代に渡って展開されるストーリーは圧巻の一言。まだ読んだことがない人はぜひ読んでみてください。

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