書道、かるた、なぎなた、カバディなどなど様々なものを題材にした青春漫画がありますが、その中でも「美術」を題材にした青春漫画は珍しいのではないでしょうか。
何でもそつなくこなすリア充高校生が、あるキッカケから美術に目覚め最高峰でもある東京藝術大学を目指すという漫画。
はっきり言ってものすごく面白いです。今回は美術を題材にした青春漫画「ブルーピリオド」を紹介します。それではどうぞ!
ブルーピリオドのあらすじ
友人と青春を謳歌する高校2年生の矢口八虎。
彼は友人とサッカー観戦にいそしむ、飲酒やタバコもたしなむ一方で学校成績は上位という順風満帆な学校生活を送っています。
ある日、彼は美術室で出会った一枚の絵に心を奪われてしまいます。
後にその絵は自分と同年代である美術部の3年生が描いたことも知り驚きます。
美術の授業でさらに興味を持つ
美術に興味を持った矢口は美術の授業を真面目に受け、課題であった一枚の絵を完成させます。
彼が描いた絵は早朝の渋谷を題材にした絵。友人と朝まで馬鹿騒ぎをして、朝帰りをする時の渋谷の街を青く感じたことから、青をベースにした絵に仕上げます。
荒削りな作品ですが、自分が良いと思った風景を一生懸命に描いた作品は先生や生徒から評価され、これがキッカケで美術の世界に没入していきます。
現実的な考えに押されてしまう
普通の漫画ならここで美術部に入部して、青春が始まるわけですがブルーピリオドはここら辺の現実的な話しを包み隠さず紹介しています。
美術が好きだからといって、それで飯が食えるのか?と矢口は葛藤するわけですが、当然の悩みですよね。
「今さら絵の道選べるほどバカじゃねぇんだよな」
矢口の悩みは至極まっとうな悩みですが、この問題に対して美術の先生は芸大に行く人全てが画家になるわけではなく、教育機関で教鞭をとったり企業にデザイナーとして雇われたりと様々な道があることを知った矢口。
そういった情報を知る内に、彼の「挑戦をしてみたい」という気持ちは具体的なものになっていきます。
ブルーピリオドの何が面白いのか?
最近、知った漫画ですが青春漫画が好きな人には本当にオススメしたい一冊。
「芸術」という一般的にはあまり馴染みのないフィールドでありながら、漫画としての面白さを出しているのは脱帽です。
キャラそれぞれに個性があり、仮に芸大の最高峰である東京藝術大学を目指す高校生がいるとしたらこんな感じなんだろうな、と思えるほどリアリティがあります。
かなり作り込んでいる内容で、山口つばさ先生の熱意を感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回、山口つばさ先生による作品「ブルーピリオド」を紹介しました。
語彙力がなさ過ぎて十分に面白さを伝えることができませんが、青春漫画が好きな人にはぜひオススメしたい一冊です。
芸術が好きな人にももちろんオススメ。ぜひ読んでみてください。
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