麻生羽呂先生による「アリス」の漫画と言えば、今際の国のアリスが有名だと思います。
すでに完結している作品ですが、異世界に迷い込んだ人間達が生き抜くためにゲームをしていくという設定の漫画。
当サイトでも以前、紹介しました。
『今際の国のアリス』少年が迷い込んだ世界はゲームに勝ち続けなれば生きていけない世界だった
今回、紹介するのはもう1つのアリスを描いた「今際の路のアリス」こちらも本作に負けず劣らず面白いです。
ネタバレ要素を含みますが今回は「今際の路のアリス」を紹介します。それではどうぞ!
「今際の路のアリス」のあらすじ
日々の生活にやり甲斐を見つけることができない女子高生の佐野紀奈。特にすることもない、やりたいこともない、どうせならこんな世界終わってしまえば・・・
そう考えた彼女が目覚めたのは見慣れない風景。都市のような場所だけどそこに人の気配はなく、木々が生い茂った場所。
彼女が目覚めた場所はすでに人が住んでおらず荒れ果てた京都の街でした。
気づくと手元にはクローバーのカードを所持しており・・・彼女も今際と呼ばれる国に迷い込んだ住人でした。
ここにいても仕方がないと考えた彼女は荒廃した京都を散策してみることに。
そして彼女は自分と同じように迷い込んだ女子高生の亜里朱(アリス)と遭遇します。
お互いに誰もいない世界で同じ境遇からか、本音をぶつけ合う二人。
亜里朱(アリス)はもしかすると佐野がこの世界にやって来たのは自分のせいかもしれないと告白します。
以前の世界はひどくつまらないもので、いっそ失くなってしまえばいいといつも考えていたことを告白します。
思い悩む亜里朱(アリス)を見て、自分も同じように考えていたことを告白する佐野。これはきっと二人が見ている夢の中、だから気にすることなんてないと。
ここから二人は意気投合し、京都の街を散策することにします。清水寺に行ったり観光を一通りを楽しんだ二人ですが、内心では別の不安がありました。
「元にいた世界に戻ることはできるのか?」
この世界は夢と思っていましたが、散策すればするほど現実味が増してきて一向に夢から覚めないのでやはりこの世界こそが現実なのでは?と考えるようになります。
そんな時に佐野と同じように亜里朱(アリス)もトランプのカードを所持していることが判明します。
ここまででトランプは2枚。もしかすると自分たちと同じようにこの世界に迷い込んだ人がトランプの数だけいるのでは?と考えるようになります。
そして、その時に遠くの方で打ち上がる巨大な花火を見た二人。もしかすると他に人がいるかもしれない!と考えた二人は花火が打ち上げられた場所に行ってみることに。
【ネタバレあり】今際の路に迷い込んだメンバー
亜里朱(アリス)と佐野が花火が打ち上がった場所に直行すると、そこには確かに人間がいました。
性別、年齢、職業もバラバラな人間が一同に会していました。亜里朱(アリス)と佐野が話していたようにやはり他のメンバーも亜里朱(アリス)達と同じようにカードを所持しています。
全員で力を合わせて元にいた世界に戻るよう方法を模索することが提案されますが、全員の足並みは揃わずに逆に不信感ばかりが募ります。
他の人間のトランプを奪って全て集めることができるれば元にいた世界に帰れるのでは?と考える人間がいるからですね。
ひとまず東京行きを決めたアリス達は賛同するメンバーを引き連れて京都ー東京に向かうことに。
それぞれが意見を持っており、この状況を誰一人説明することができないので話し合いは平行線に。
ひとまずその日は解散し、それぞれが所定の場所で眠りにつきます。
亜里朱(アリス)と佐野は今後のことで話し合いますが、東京に行きたいという亜里朱(アリス)に合わせて佐野も同行する意思を固めます。
ぐっする眠りにつく二人でしたが、翌朝になると事態は急展開を迎えます。
今際の路のアリスのメンバーの中に殺人鬼が潜んでいる?
亜里朱(アリス)たちが目を覚ますと何やら外が騒がしい雰囲気です。
どうやら東京行きに反対していたユラと呼ばれる男性が何者かに殺されてしまったもよう。
そして、ユラが所持していたトランプのカードも一緒に紛失しています。
結局、東京に向かう組・京都に留まる組で分かれますが、東京組のメンバーの中に殺人鬼が潜んでいるかもしれないと疑心暗鬼になるメンバー達。
そして、東京に向かう道中にまた事件が勃発します。
まとめ
別作の「今際の国のアリス」では生き残りを賭けたサバイバル×ゲーム要素が強い漫画でしたが、本作の「今際の路のアリス」ではどちらかと言うとサスペンス要素が強いです。
今際の国のアリスのビーチ編のような感じで、誰が犯人か分からない状態でメンバー間に広がる疑心暗鬼や心理戦が読み応えありです。
メンバーは無事に東京にたどり着けるのか?東京にたどり着いた先には何が待っているのか?殺人鬼の正体は?など続きが気になる漫画です。まだ読んだことがない人はオススメの漫画なのでぜひ読んでみてください。
▼関連記事
オススメ漫画アプリは?
よく『オススメの漫画アプリは?』と聞かれるのですが、オススメは『マンガBANG』という漫画アプリです。
無料配信されている作品が多くあり「アカギ」や「僕は麻里の中」など10000冊のマンガが無料で読めます。オススメ!
⇒マンガBANGを無料でインストール
あなたにオススメ