引きこもりの兄とその兄の存在を隠しながら学校生活を続ける妹の物語『ふつつか者の兄ですが』が面白いです。
引きこもりの兄を疎ましく思っている妹はその兄の存在を隠し、学校では一人っ子としてふるまっています。
しかし、ある日急に兄が引きこもりを止めると言い出し・・・
お互いの気持ちがうまく伝えれない兄弟を描いた漫画です。
なさそうであるような設定の漫画ですが、思春期の微妙な気持ちとか家族の在り方とかを深く考えさせらる漫画です。
『ふつつか者の兄ですが』のあらすじ
ーどんな家にも必ず家族が抱えた問題が大なり小なりある。
高校2年生になった主人公の志乃は高校生活を謳歌していました。
バイトに恋愛に、充実した生活を送っていましたが彼女には一つだけ悩みが。
それは友人やバイト先など自分に関わっている全ての人にある嘘を一つだけついていることです。
それは引きこもりの兄がいること。中学時代に兄が引きこもりになったわけですが、それが原因で同じ中学に通っていた志乃は後ろ指をさされるような生活を送っていました。
進学と共に転校し、自分の家庭事情を知らない学校では一人っ子として振舞っていました。
転校してから1年。友達やバイト中にも恵まれ、順風満帆に見えた志乃の学校生活ですが兄の決心で状況が一変します。
それは、兄が引きこもりをやめる!と急に言い出したのです。
兄からすれば引きこもりはこれ以上よくないと思い、立ち直ろうとしているのですが志乃からすれば今まで嘘をついていただけに、兄の復活を素直に喜べず・・・
そしてある時事件が起こります。
その日は志乃がバイトの帰りにバイト仲間と一緒にカラオケに行って、帰りが遅くなっていた日のことでした。
自宅カレンダーには志乃が『バイト:5:00~9:00』とメモをしています。
23時を過ぎても帰宅しない志乃を心配して兄がバイト先に直接迎えに行きます。
そして、友人とのカラオケを楽しんで帰宅途中に志乃の携帯にバイト先から電話が・・・
『お前の彼氏が迎えに来ているぞ!』
当然、バイト先には一人っ子と伝えているので志乃を迎えに来ましたと男の人がやってくれば彼氏と勘違いしますよね。
そして、迎えに行った兄自身も志乃が周囲には一人っ子で通りしているなんてことは知りません。
志乃のことが心配で迎えに行った兄ですが、このことが裏目に出てしまいます。
そして、とうとう志乃は日頃の不満を兄に直接ぶちまけます。
お互い家族のこと想っているのに、なかなか理解し合えない所がもどかしい・・・
『喰う寝るふたり 住むふたり』の日暮キノコ先生
漫画『ふつつか者の兄ですが』は累計120万部を記録した漫画『喰う寝るふたり 住むふたり』の作者でもある日暮キノコ先生です。
ヒューマン系漫画の描写はさすがの一言ですね。『喰う寝るふたり 住むふたり』も面白かったですが、『ふつつか者の兄ですが』も家族の再生をテーマにグイグイ読ませてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回、引きこもりの兄とその妹を描いた漫画『ふつつか者の兄ですが』を紹介しました。
現在、既刊は2巻。まだまだスタートしたばかりの漫画ですが、今後どのような展開になっていくのか楽しみでもあります。
興味ある人はぜひ読んでみてください。オススメの漫画です。
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