週刊サンデーで連載されていた忍び系バトル漫画「烈火の炎」
すでに完結している作品ですが、久しぶりに読む機会があったので改めて読んでみるとやっぱり面白い!
今回は忍び系バトル漫画「烈火の炎」の最終回を振り返ってみます。
烈火の炎のネタバレ記事となりますので、ネタバレNGな方は他の記事でも。
烈火の炎のネタバレOKな人はそのまま読み進めてください。それではどうぞ!
ラスボスは天堂地獄という名の魔道具
烈火の炎はいくつかのパートに分かれていますが(裏舞踊殺陣など)、最終話のラスボスは天堂地獄という名前の魔道具になります。
ちなみにこの天堂地獄は火影の魔道具の産みの親でもある、海魔の最後の作品。
火影が忍びとして力を持っていたのは、そのオーバーテクノロジーとも言える魔道具の存在でした。
その魔道具の産みの親こそが、この海魔と虚空。
烈火の炎に登場する魔道具を見ていると、同じ魔道具にも関わらず一方は禍々しい狂気的なもの、一方はそうでもないものに分類されます。
もちろん、禍々しい方の作品を生み出したのは海魔の方ですね。
そして、その海魔が死ぬ間際に自分の精神を入れ込んだのが天堂地獄というわけです。
最終話では天堂地獄を完全体にするため、柳がさらわれ火影メンバーが救出しに行くという流れになります。
衝撃の事実、烈火こそが呪われた子だった
最終話が進むに連れて衝撃の事実が明らかになっていきます。
天堂地獄の決戦前に、精神世界で最後の火竜である烈神から力を授かりにいった烈火。
そこに待ち受けていたのは、父親でもある桜火でした。
桜火の口から聞かされたのは、呪いの子は実は紅麗ではなく烈火ということでした。
火影は代々、その代に1人だけ炎術士の才能を授かった子供が生まれます。
烈火と紅麗は2人とも炎術士の能力を持っていたので禍々しい雰囲気を纏う紅麗の方が呪いの子とされていましたが、実は烈火は炎術士の才能を持って生まれてなかったわけですね。
じゃあ、なぜ烈火は炎を操ることができたのか?
それは崩や砕羽を始めとする火竜たちが烈火が生まれた途端に桜火→烈火に乗り移ったからというわけです。
最後の火竜、烈神の能力は?
実は自分の方が呪われていた子であるとカミングアウトを受けた烈火はそのあとに桜火の能力も聞かされます。
桜火の能力は紅麗と同じ能力。つまり、不死鳥の炎です。
炎術士はそれぞれ力の元になる型を持っています。(焔群は蛇など)
紅麗の型は不死鳥で、死んだものを炎に包み使役することができます。紅はかつての紅麗の恋人でしたね。
最終決戦で、もし柳が命を落とすようなことがあれば天堂地獄に飲み込まれる前に烈神を発動し、柳を不死鳥の力で使役するように桜火は提案します。もちろん、烈火はこれを全力で拒否。
そして、天堂地獄との最終決戦へ
天堂地獄の能力は食べたものの能力を引き継げること。
柳を食らうことでその治癒の能力を奪い、不死の身体を手に入れるのが天堂地獄の狙いでした。
そして、先に戦っていた土門や風子の力も及ばず柳は天堂地獄に吸収されてしまいます。
完全に魂まで吸収されることだけは避けたかった烈火は、先ほどの精神世界での桜火の話しを思い出し、柳を不死鳥の力で紅化します。
柳の治癒の力で無敵となった天堂地獄でしたが、炎の姿となった柳が天堂地獄に食べられた人たちの魂を浄化することで天堂地獄の力は無効化されてしまいます。
戦いが終わり・・・
無事に天堂地獄を倒したあと、魔道具は全て自ら破壊されます。
魔道具がその役目を終え、ここに火影の歴史が幕を閉じた瞬間でした。
ちなみに、この時に陽炎の不死の呪いも解かれました。
この時に紅麗は時空流離の秘術で、過去に飛ぶことを決意。もちろん、陽炎と同じく不老不死の呪いは解除されているので、紅麗が不老不死になることはありません。
音遠と雷覇に別れを告げて時空の穴へ向かう紅麗。
この時に小金井が「独りじゃ寂しいだろうから」という理由で、紅麗と共に過去へ行くことを決意します。
小金井の心の中には昔、紅麗に言われた「兄弟となろうぞ」という言葉がずっと残っていたわけですね。
紅麗が過去にタイムスリップした理由
紅麗と小金井がタイムスリップした先は、火影が織田信長に滅ぼされた後。
場面は織田信長がちょうど本能寺で明智勢に囲まれている最中でした。
燃え盛る本能寺の中で織田信長に近づく紅麗。
紅麗は一族滅亡のキッカケとなった織田信長の首を頂戴しにタイムスリップしてきたわけです。
一族の復讐を遂げた紅麗は小金井と一緒に火影の里に向かい、里の者たちを丁重に埋葬します。
一方、現代では
一方、現代ではそれぞれの生活がまたスタートします。
1人学校の補習を受けている風子は土門や烈火を呼びつけます。
なお、土門と風子の関係は良好なもよう。
そして、烈火と柳ですがこちらは柳から「もう私を姫と呼ばなくていい」と提案が。
火影はもう幕を閉じたし、これから姫ー家臣の関係は解消しようということです。
柳なりのアプローチでしょうか。
いつも通り実家からくすねてきた花火玉を打ち上げて、長かった烈火の炎は完結します。
まとめ
1995年から2002年にかけて全33巻で続いた烈火の炎。
正直、気軽に読めるボリュームではないですが忍者系バトル漫画として金字塔を打ち立てた作品だと思います。
今、改めて読んでみても面白い。
物語の核となる魔道具の登場に毎回、テンションが上がったものです。
まだ読んだことがない人はオススメの作品なので、一度読んでみてはいかがでしょうか?
おそらく、ハマって33巻まで一気読みしたくなるはず。
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