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ある平凡な青年・プンプンの成長していく様を描いた漫画『おやすみプンプン』
今年読んだ中で一番衝撃的な漫画でした。もう少し早く出会いたかったな。
今回はその『おやすみプンプン』のネタバレ記事となります。ネタバレNGな人はこちらをどうぞ。
『おやすみプンプン』のネタバレOKな方はそのまま読み進めてください。それではどうぞ!
おやすみプンプンの後半で何が起きる?
様々な女性と出会うも、小学校で一目惚れをした田中愛子のことが忘れられないプンプンですが、自動車教習所で運命的な再会をします。
彼女は幼い頃からの夢であったモデルの道へ進んでいると話しましたが後に嘘と判明。
咄嗟に嘘をついた理由はプンプンが大学生活を満喫しているからでした。(実はプンプンも話を盛っていた)
お互いに相手によく見られたかったので、嘘をつきあっていたわけですが正直に話し和解しやっと結ばれます。
しかし、田中愛子の方は事情が深刻でした。それは彼女の母親の存在です。
彼女の母親は宗教に傾倒しており、今もその生活が続いています。彼女を暴力で縛り、母親を見捨てれない彼女の優しさにつけこみます。
プンプンとの出会いで二人はどこか遠くの街に引っ越して一から再スタートをしようと約束し、そのことを母親に報告にいきます。
当然、母親は激怒。愛子に激しく暴力を振ります。これに激怒したプンプンは母親の首に手をかけ力一杯締め上げます。母親は死んでしまったんですね。この時、愛子も包丁で母親の身体をめった刺しにします。
二人の逃避行が始まる
ここから二人の逃避行がスタートします。母親は山中に埋めて、小さい頃に行こうと約束した鹿児島に向けて出発します。
しかし、愛子自身母親に刺された傷が熱を帯びて体調不良になったり殺人犯として逃亡している精神状態が次第に二人を蝕んでいきます。
そこでプンプンが選んだ選択は無理心中です。鹿児島の地で終わろうと提案するのですが、ここで愛子から衝撃の事実が。
プンプンはてっきり自分が母親に手をかけたと思っていたのですが、実は母親はプンプンが部屋を離れている間に意識を取り戻し愛子がめった刺しにして止めをさしたとのこと。
だから、プンプンは殺人犯として負担を感じる必要は無いと知らされます。(あくまで愛子自身の主張であり決定的な証拠はない)
無理心中を思いとどまったプンプンですが、翌朝目を覚ますと愛子は首を吊っていました。そして、彼女が残したメモ紙には『七夕の度にあなたが私を思い出してくれますように』というメモがありました。
愛子を失ったプンプンは生きる気力を失いますが、道端で倒れているところを幸に保護されます。
その後、病院では目の手術などを受けて回復するのですが、愛子の母親の件で事情聴取を受けますが逮捕には至らなかったようです。(あくまで重要参考人として)
最終話ではハルミンが登場
最終話付近では小学校の同級生で転校したハルミンが登場します。覚えてる人いるかな?
彼は、プンプンと違い平凡な人生を送り教師になっていました。彼自身、自分の人生は笑ってしまうほどに上手く行き過ぎている反面、どこかで虚しさを覚えています。
そして、偶然再会する二人ですが、少し会話をしたあとに幸がプンプンを迎えに来ます。
傍には赤ちゃんを抱えていますが、この子はプンプンと幸の子供ではなく幸と前夫との子供です。
幸以外にも、今までプンプンに関わってきた人たちがその場に登場し仲間に囲まれながら手を振るプンプンと、一人で手を振るハルミンの対比が描かれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか、『おやすみプンプン』の最終話について触れてみました。
逃避行中は狂気に片足を突っ込んでいるようなプンプンでしたが、最終話のプンプンは以前のような理性を取り戻しています。
しかし、七夕が来る度に愛子を思い出すのですが、どんどん顔や声の記憶が薄れていっていることに寂しさを感じています。
初恋の人と結ばれるというハッピーエンドではありませんでしたが、この作品の最終話として相応しい最後だったのではないかと思います。
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