東村アキコ先生によるドラマ化もされた漫画「東京タラレバ娘」
アラサー女のリアルを描いた漫画で、かなり評価の高い漫画で実際に読んでみるとかなり面白い!
今回はその東京タラレバ娘の最新巻の感想となります。
東京タラレバ娘のネタバレがNGな人はこちらの記事をどうぞ。
ネタバレOKな人はそのまま読み進めてください。それではどうぞ!
東京タラレバ娘のあらすじ
あの時にああしてタラ、レバでなんだかんだで結婚できずにやってきたアラサー女3人組み。
小雪の実家の居酒屋でいつものように女子会と称して酒盛りをやっていると、モデル風の若い男からタラレバ娘と名付けられたのが事の始まり。
脚本家として独立をしている倫子。
表参道でネイルサロンを経営している香。
そして、父親の居酒屋を手伝っている看板娘の小雪。
それぞれのアラサーの恋愛が描かれています。
倫子の恋愛
倫子は昔告白されたテレビプロデューサーの早坂が気づくと良い男性に成長しているのに気づきます。
昔は田舎から出てきた頼りない青年でしたが東京で素敵な男性に洗練された彼。そんな彼からご飯の誘いを受ける倫子ですが、行ってみると実は倫子の部下に当たるマミちゃんという若い女の子への恋愛相談。
その後、この2人は付き合うことになり倫子はあえなく撃沈・・・落ち込んでいた時に1人で熱海の旅館に行きそこで日本酒を1人で開ける倫子ですが、この時に話しの流れでモデルのKEYが旅館に駆けつけ(倫子の飲み過ぎを諌めるため)そのまま関係を持ってしまうことに。
香の恋愛
倫子が途中で降されたドラマの主題歌を務めるバンドが実は昔、香が付き合っていたバンドマンだと判明。
久しぶりの再会にテンションが上がる香。そして、そのまま香もこのバンドマン(涼)と関係を持つわけですが、実は涼には本命のモデルの彼女がいることが判明。
ファーストかと思っていたが、実はセカンドだったことにひどく落ち込みます。
その後、香の生理が遅れるなど妊娠騒ぎも勃発するのですが、香が妊娠していなかったことを知った涼が安心している所を見て、香は涼との関係をすっぱり切ることを決心します。
実はこの時に涼に新しいモデルのセカンドの彼女が出来て香はサード彼女に降格することに・・・
小雪の恋愛
倫子や香に比べてクールな感じの女性だが、そんな小雪にも浮ついた話しが急浮上する。
キッカケは小雪が働く居酒屋でゴキブリが出たこと。この時に倫子と香は道を歩いている男性を捕まえてゴキブリの処理を依頼をする。
丸井という名前の優男風なサラリーマン。この男性が小雪のどストライクゾーンにハマり小雪も男女の関係に・・・
しかし、丸井の口から実は妻子持ちであることが発覚。なお、奥さんは現在妊娠中で実家の九州に帰省しているため不在だった。
不倫の関係に拒否反応を示しつつも丸井との関係を断ち切れないでいる小雪。
その後、自宅にお泊まりしている時に丸井の姉が自宅を訪問した時に小雪との不倫がバレてしまいます。
ちなみに居酒屋を経営している父親にも丸井との関係がバレて気まずい状態に・・・
倫子に新しい彼氏が出来る
早坂に間接的に振られる形になった倫子ですが、その後に新しい彼氏ができます。
キッカケはレンタルビデオ店での出来事。倫子がレンタルビデオ店でDVDを探していた時のこと、偶然借りたいDVDが被った男性に一緒に見ませんか?と誘われます。
実はこの男性は近くで映画バーを経営している男性で、容姿が倫子のどストライク。そのまま2人は付き合うことになります。
しかし、毎日繰り返される映画トークに次第にウンザリしてくる倫子。最終的にはこの男性と別れてしまいます。
そして、しばらく経った日のこと、あの早坂とマミちゃんが別れることに。原因はマミちゃんの男関係。
彼女はこの頃から脚本家としてメキメキ頭角を現しており、恋愛も自分の仕事へ昇華させていました。
その分、男遊びが派手になってしまうのですが最終的にはこれに我慢しきれなくなった早坂ととやかく言われることを嫌ったマミちゃんとで不仲が生じ別れてしまいます。
傷心中の早坂を慰める内に倫子も早坂への愛着が湧くようになり、正式に早坂とお付き合いをすることになります。
早坂の年齢は35歳。倫子は33歳。年齢的にも大人になった2人が巡り巡って元サヤに収まった感じでしょうか。
KEYの存在
タラレバ娘と命名されて、何かと喧嘩を繰り返す倫子とKEYですが、倫子はKEYに終始振り回されることになります。
KEYが出演するドラマでは脚本家の仕事を降ろされ、その後も何かにつけて厳しい言葉を浴びせられます。
仕事も減り、脚本家の仕事を辞めようかと思っていた倫子にKEYが仕事を紹介するなど配慮も見せます。
そして、話しが進むにつれて次第にKEYの過去が明らかになっていきます。
実はKEYは結婚暦があります。結婚暦があるというのは、現在は独身であるということ。
ちなみにその相手は今はすでに他界しているということが明らかになります。
KEYの意外な過去に驚く倫子ですが、この頃には倫子はマミちゃんに振られた早坂と結ばれることに。
しかし、早坂のデートを邪魔してきたりと何かとKEYの影がチラつきます。
早坂自身も倫子の心がKEYにあることを察しますが、僕たちは大人の恋愛をしよう、ゆっくり関係を築いていこうと伝え倫子との同棲を開始します。
そんな時にKEYの元にある凄腕の監督からドキュメンタリーの撮影の話しが舞い込んできます。
彼は滅多に映画を撮影しないことで有名で、撮影したドキュメンタリーは全て海外で高い評価を受けるというもの。
彼はKEYを一目見た瞬間から彼の瞳の奥にある寂しさを見抜き、この監督との撮影が進むに連れてKEYの過去が明らかになってきます。
実はKEYが結婚していた女性とは彼の元主治医。KEYは幼少の頃、腎臓系の病気で入退院を繰り返していました。
彼とその主治医の努力の甲斐もありKEYの身体は良くなります。
しかし、今度は彼の主治医でもある女性が末期癌にかかり余命宣告をされてしまいます。
そして、彼は彼女の夢でもあった花嫁になりたいという夢を抱えるため彼女にプロポーズをします。
彼女が亡くなったのが33歳。ちょうど倫子達と同じ年齢です。
未来があるのにタラレバで毎日を過ごしている彼女達にイラついていたのもこういった背景があったわけですね。
そして、KEYの主治医を撮影したビデオを見た香・小雪・マミちゃんは彼女の面影が倫子に似ていると気づき、実はKEYは倫子のことを好きなのではないかということに気づきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回、東京タラレバ娘の感想を紹介しました。
何かと倫子に突っかかるKEYでしたが、元妻の姿がどうやら倫子と被っていたのでしょうか。
一方の倫子は巡り巡って早坂と元サヤに収まったわけですが、(初めて交際したけど)これから倫子とKEYの関係がどう発展していくのか・・・しかし、早坂さん可哀想だな・・・