走馬灯株式会社の最終回を振り返ってみる

その人の過去が全て観れるという不思議な場所を巡る物語「走馬灯株式会社」

その走馬灯株式会社の最終回の感想となります。

走馬灯株式会社のネタバレを含んだ内容となりますので、ネタバレNGな人はこちらの記事をどうぞ。

鉄民を描いた菅原敬太先生による作品、『走馬灯株式会社』が面白い

走馬灯株式会社のネタバレがOKな人はそのまま読み進めてください。それではどうぞ!

走馬灯株式会社のあらすじ

最終話の感想前に、さっと走馬灯株式会社のあらすじを振り返ります。

走馬灯株式会社とはその人の一生分の過去が振り返ることが出来る不思議な場所。

特定の場所に存在せず、ランダムに出現し道行く者を誘うという不思議な場所です。

 

走馬灯株式会社を訪れた人間は、過去を振り返り自分の過去を懐かしんだり自分も知らなかった過去を知ることができます。

 

多くの人の過去の振り返りをオムニバス形式で進める漫画

走馬灯株式会社では、毎回違った登場人物がそれぞれの過去を振り返ります。

泣ける話しもあれば、作者の菅原先生の真骨頂でもある背筋がゾクリとする回もあり毎回違った展開でものすごく楽しめます。

女手一つで自分を育ててくれた母親に婚約者を紹介しに帰郷するという回があります。

この時に婚約者と納屋でいちゃついていると、そういえば昔納屋で幽霊を見たことがあったな・・・と幼少期の恐怖体験を思い出す男性。

 

この時に走馬灯株式会社が偶然、現れ自分の過去を覗いてみると納屋で見かけた幽霊はお化けでもなんでもなく自分の母親の殺人現場だったというもの。

 

この回の男性の母親は実の母親ではなく、病院からこの男性を誘拐した犯人だったというオチ。

こんな感じで毎回違ったオムニバスが展開されますが、「そう来るか」と斜め上な展開に毎回ハラハラさせられます。

 

オムニバスだが、大筋のストーリー展開はある

毎回、違った話しが展開されるこの漫画ですが、実はオムニバスとは別で大筋のストーリーも同時進行しています。

そのストーリーの重要人物となるのがこの二人。

探偵の澄川と、その助手の羽宮理乃です。

ある時、探偵業を営んでいる澄川はクライアントから請け負った依頼をこなしている時に走馬灯株式会社の存在を知ります。

ちなみに走馬灯株式会社は招かれた人間しか中に入ることができず、この時澄川は走馬灯株式会社を見つけたものの内部に入ることはできませんでした。

そして、走馬灯株式会社の主任である神沼がすでに死んだ元恋人とそっくりであることに気付きます。

 

後日、今度は羽宮が走馬灯株式会社を発見し内部に潜入することに成功します。

しかし、その後羽宮と連絡が取れなくなるわけですがなんと羽宮は走馬灯株式会社のスタッフとして働くことになっていました。

羽宮は極秘任務をこなしていた

人が変わったようになってしまった羽宮ですが、実は全て澄川のために動いていたことが後ほど判明。

羽宮は澄川のことがずっと好きだったんですね。

その羽宮の気持ちの目を付けたのが、桂木という男。

彼は羽宮と幼馴染ですが、昔羽宮と一緒に走馬灯株式会社に侵入した際に羽宮が誤って桂木のディスクを割ってしまい全ての人生を失くした男です。

走馬灯株式ではディクスを割られた人間は全ての人に忘れられ人生を失くしてしまいます。しかし、一方で走馬灯株式会社の株主となり他人の人生をのぞけるという特典もついてきます。

 

幼少の頃から羽宮が好きだった桂木は羽宮が社員になれば澄川の元恋人(と似ている)神沼が解放されることをチラつかせます。

これが羽宮が黙って走馬灯株式会社に就職した理由です。

 

しかし、神沼は元恋人ではなかった!

走馬灯株式会社の最終話付近は怒涛のどんでん返しが連続します笑

なんと澄川の元恋人と思われていた神沼ですが、実は澄川の元恋人ではありませんでした。

そのカラクリは、桂木が澄川の元恋人の姿を神沼の姿に上書きしていました。

走馬灯株式会社の株主になれば、他人の人生を自由に上書きできちゃうんですね。

 

これは神沼自身の言葉からも説明されています。

「あなた達は私を遥さん(澄川の元恋人)だと思い込むようにディスクを書き換えられていたのです。」

 

解放される羽宮

最終的には澄川が羽宮の身代わりとなります。

羽宮の身代わりとなり自分の60年分の人生を代償として・・・

そして、羽宮の自分に対する記憶も消去してしまいます。

記憶を失ってやっと走馬灯株式会社から解放された羽宮。

なぜか、探偵事務所という言葉に懐かしいものを感じたり、初めて見る猫の名前を知っていたり・・・

そして、彼女の知らないところでは今も走馬灯株式会社は営業を続けていきます。

 

走馬灯株式会社の感想

全10巻とちょうどよいボリュームでした。

毎回、違った話で読者を引きつけ続けるのも容易なことではありませんが。

点で散らばっていたオムニバスに色々と伏線が敷かれていて最後に線となって繋がって行くのはさすがの一言です。

サスペンス好きな人、展開が読めない漫画を読みたい人にはオススメしたい作品です。

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