ミクロの世界で、人類を待ち受ける“絶望”!!

主人公が暮らす世界である日突然、謎の感染症が大流行します。

致死率99%という感染=死というウィルスが猛威をふるいますが、そのウィルスの唯一の抗体を持つと言われる体長5ミリの地球外生命体「T-DRAGON」を捕獲するため人類がミクロの世界へと足を踏み入れるというお話し。

うーん、面白い。設定がSF漫画好きな人には堪らない漫画です。

今回は未知のウィルスに対抗すべくミクロの世界に足を踏み入れた人類の戦い「T-DRAGON」を紹介します。それではどうぞ!

 

T-DRAGONのあらすじ

主人公の住む世界では突如、謎の感染症が大流行します。

この感染症の致死率は99%というもの。

対応が後手後手に回っている間に、日本全土にこの感染症は広まっていきました。

本作の主人公である高校生の光太郎の弟もこのウィルスに感染します。

光太郎は弟のユウを救うべく、体長5ミリの地球外生命体でる「T-DRAGON」を捕獲するべく自らミクロの世界へと足を踏み入れていきます。

 

細菌、T-DRAGONとの戦い(ネタバレ注意)

この物語の核となる、細菌T-DRAGONはある日突然現れます。

日本の感染症の原因であり、抗体を持つ存在。

T-DRAGONは人間の体に侵入すると、まず細胞を殺しながら無限に増殖します。

わずか10日間という短い期間で全身の細胞を食い尽くすまでに成長します。

 

主人公の光太郎は剣道の大会で弟が見守る中、試合をしています。

彼の剣道の実力は折り紙つきでインターハイ出場も約束されていました。しかし、このインターハイ出場は意外な理由で断たれてしまいます。

実は光太郎の住む街にもあの殺人ウィルス「T-DRAGON」の魔の手が忍び寄っていました。

ウィルスの蔓延で急遽、インターハイも取りやめになるわけですが、ここである事件が光太郎を襲います。

 

弟のユウが感染してしまう・・・

光太郎が住んでいる街はこの伝染病が猛威を振るいます。

この時に光太郎の近所の人や幼馴染のタツヤも伝染病により死んでしまいます。

周囲が感染し、バタバタと人が倒れる中で

「生きてるけど、死んでるようなものだ」

と考えるようになる光太郎。

しかし、友人や周囲の人の死を追悼する暇もなく、自分たちの命も危険に晒される状態に。

この時に母親に言われ体育館に避難することになるのですが、この避難者の中にT-DRAGONの感染者が紛れ込んでおり、弟のユウが感染してしまいます。

感染者を撃退したはずですが、この時に感染者の血がユウにかかってしまいわずか6歳という年齢ながらT-DRAGONに感染してしまったわけですね。

 

抗体捕獲部隊へのスカウト

この時に光太郎が感染者を撃退した立ち回りを遠くから見ていた女性が。

その女性は未知のウイルスに対抗するべく結成された組織の一員でした。女性の名前はレイナ。

優秀なメンバーを探していたレイナは光太郎をスカウトし、弟の病を回復させるためにこの部隊へ入隊します。

 

ここからがT-DRAGONの面白いところ!

T-DRAGONを捕獲するために光太郎たちは1/100サイズになり武器を手に取り街を練り歩きます。

いつもの街が巨大なバトルフィールドのようになるます。そして、敵は未知のウィルス。

隊員は、1125名おり12の部隊に分けられます。

光太郎が配属された先は第五部隊でその部隊長はレイナ。

 

レイナの口から語られたのはウィルスの正体です。

ある日、地球に隕石が落ちてきた時に、そこに何かの卵が付着していたようでした。

それが地上で孵化し、人類への伝染病が始まったというものです。

そこで、その原因となるウイルス「T-DRAGON」を捕獲しなくてはならない、というのがこの作戦の趣旨です。

 

敵はT-DRAGONだけじゃない!

ミクロの世界に足を踏み入れるってなんだかテンションが上がりますよね。

この漫画の大目的はT-DRAGONの捕獲ですが、その捕獲のために人間が1/100のサイズになり探査をします。

そして、敵はT-DRAGONだけじゃないんですよね・・・

カマキリや凶暴な昆虫などが容赦なく主人公たちを襲います。

ちなみに地球上の全ての生物のサイズを同じにすると、最強の生物は昆虫だそうです。

 

T-DRAGONの感想

いかがでしたでしょうか?

今回、ミクロの世界で戦いを繰り広げる漫画「T-DRAGON」を紹介しました。

いやー、この漫画本当に面白いですよ!

ミクロの世界で戦うという設定が、同じ地球なんだけどもまるで別世界のようで。

漫画「ガンツ」とか好きな人に絶対おすすめしたい一冊です。

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