あれよ星屑 1巻 (ビームコミックス)


終戦直後の日本とそこに生きる人々の生活や葛藤を描いた漫画『あれよ星屑

週刊文春のコラムに取り上げられたりと各界から評価の高い作品ですが、なるほど読んでみると面白い。

戦争を知らない年代ですが、日本にもこんな時代があったのか!と衝撃を受ける作品です。

今回は、山田参助先生による終戦直後の日本を描いた物語『あれよ星屑』を紹介します。それではどうぞ!

 

あれよ星屑のあらすじ

アメリカに敗戦した直後の日本を描いた作品。焼け野原となった東京から物語はスタートします。

終戦して復員兵となった川島は、闇市で雑炊屋を営んでいました。しかし、店はほとんど他人に任せて酒に溺れる毎日でした。

戦争が終わったといえど彼自身も戦争で心を病み、酒で嫌なことを払拭していました。

そんな折に、自身が運営する雑炊屋に熊のような大男が来店します。黒田門松と呼ばれるこの男は、文無しにも関わらず無銭飲食をし店員や客と揉めていました。
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従業員の要請で駆けつけた川島は、その暴れている男が戦争中に自分の部隊にいた黒田と気づきます。

そんな偶然から、黒田は川島の店を手伝うことになり居候をするのですが、黒田自身も戦後豹変してしまった川島を気にかけます。

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焼け野原となり残飯を漁るような生活、米国軍人が我がもの顔で闊歩する往来、それに群がる日本女性など戦後の日本を独特の世界観で切り取った作品です。

 

こんな人にオススメ

人間の生き方や命など深く考えたいなと思った人にオススメの作品です。

本作では、川島と黒田は中国に出兵していて日本軍兵士なのですがそこでの出来事が終戦後も尾を引き川島は精神を病みます。

中国人への処刑や、戦友との別れなど様々な思いで川島は酒浸りの生活を送るのですがその部下である黒田はそんな川島を気にかけます。

焼け野原のような闇市が舞台となるのですが、昔の人ってこんな感じだったのかなと改めて考えさせられます。

よく、昔は近所付き合いや人との繋がりがあったと昔の人はよく言いますが、個人的に衝撃を受けたのは小さい子供が、居酒屋にザリガニを押し売りにくるシーン。

そこの女将はここら辺はヤクザが取り仕切っているから、もっと遠くの場所で商売しなさいと諭すのですが、その時に上着のボタンがほつれていくから縫ってあげるって裁縫を始めるシーンがあります。

今じゃ考えられないですよね。戦争や人の命に対して考えさせられる作品でもありますが、貧しいながらも人々が助け合って復興していく様がたくさん描かれているのでなんだか元気が出てくるような作品です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか、終戦直後の人々の生きざまを描いた漫画『あれよ星屑』

ヒューマンドラマ的な漫画ですが、いろいろ考えさせられる漫画でもあります。まだ読んだことがない人はオススメの作品ですので、ぜひ読んでみてください。

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